日経225先物システム例

  • マーケットのアノマリーを利用して、月末の4営業日と月初め2営業日の計6営業日のみ、225先物を買いで保持する投資信託(TOM運用日本株式ファンド)があります。
    これを、M.trading システムトレード開発(Excel)でシステム化し、検証してみます。

  • 2010年以降のフォワードテストの結果は、プラスの成績となりました。

システムのルール

正確なルールは、月末の5営業日前の引け近くで225先物を買い、月初め2営業日後の引け近くで返済するとこのことです。
ここでは、月末の5営業日前の日中(以前は後場)引けで225先物を買い、月初め2営業日後の日中(以前は後場)引けで返済するシステムを作成してみます。

225先物 四本値ダウンロード

フォワードテスト結果

  • 四本値は夕場・夜間を含めず、日中のみです。
  • 2010年1月にこのシステムを掲載しましたが、それ以降運用していた場合の結果です。
  • 2010年は、-400とマイナスの成績になりました。
  • 2011年は、1360とプラスの成績です。
  • 2012年1月~8月初めまでは、480とプラスの成績です。

評価

買いでは厳しい日本株のマーケットにおいて、このシステムのフォワードテストはプラスを維持しており、まずまずだと思います。年単位ではマイナスが発生するので、このシステムのみの運用は厳しいと思いますが、他のシステムと組み合わせて損益を安定化させるには充分だと考えます。

システム作成方法

旧バージョン向けの作成方法です。

ワークシートSys

ワークシート[Sys]

ワークシート[Sys](オリジナルシステムの作成)上に構築します。移動平均のサインの列は必要はありません。

四本値

四本値は、次の通りの形式で利用します。時刻は、9:00にしておきます。出来高は必要ありません。
また、夕場は含めず日中のみの四本値を利用するとします。従って、9:00の時刻の足は9:00~15:10の足になります。

日付    時刻	  始値 高値  安値 終値 出来高
2000/1/4 9:00:00 19130 19190 18940 18990 15300
2000/1/5 9:00:00 18510 18580 18220 18380 35630
2000/1/6 9:00:00 18390 18500 17870 17900 35640
2000/1/7 9:00:00 18050 18220 17930 18170 27020

月の数字 P1001のセル

P列に、月を数字で算出します。

=MONTH(E1001)

サインの数式 S1003のセル

[月末買月初売 S]をS列に作成します。Sはサインの意味です。

=IF(AND(P1007<>P1008,J1008<>""),1,
IF(AND(P1001<>P1002,P1002<>""),-1,0))
  • 「1」は、四本値に値が有る場合で、月末の日を含めて5営業日前の行で発生します。
  • 「-1」は、四本値に値が有る場合で、月初め日を含めて2営業日後の行で発生します。

統合シグナルの数式

[統合買Entry] CA1001
=IF(S1001=1,1,0)
[統合買Exit] CC1001
=IF(CB1001=-1,-1,0)

統合買の2列を上記の数式にします。

[統合売Entry] CB1001
=IF(S1001=-1,-1,0)
[統合売Exit] CD1001
=IF(CA1001=1,1,0)

統合売の2列は利用しませんが、一応数式を設定しておきます。

ワークシート[A][S]での設定

ワークシートS

  • ワークシート[A]に四本値を貼り付けます。
  • ワークシート[S]で、[A][Sys]にチェックを入れ、[最終行に合わせる]を実行します。

ワークシート[P]の設定

ワークシートPの設定1

  • [統合買Entry][買いEntry]
  • [統合買Exit][買いExit]

にチェックを入れます。

ワークシートPの設定2

  • 買いEntryは「1」のシグナルがある行の終値で買いなので、[EntryA買] を1。1以外にすると、次の行の始値で買います。
  • 買いExitは「-1」のシグナルがある行の終値で返済なので、[ExitA買] を1。1以外にすると、次の行の始値で返済します。

にします。

通常、時刻の設定は、「1 前場開始 9:00」となっているはずです。

これで[再計算]を行えば、バックテストが行われます。

バックテスト結果

バックテスト結果

  • 年によって損益にばらつきがありますが、PFは1.8、勝率62%と良く、売買回数も年に12回のみなのが良いです。
  • [利益額平均値] [利益額中央値] [最大利益額]が、[損失額平均値] [損失額中央値] [最大損失額]を上回っている点も悪くないです。
  • ただし、最大ドローダウンは-2500ですから、ラージ1枚を運用した場合250万円のドローダウンがあったわけです。

履歴

2012-08-27
更新
2012-06-13
更新
2011-09-17
更新
2010-01-14
掲載